医療の目的ではなく薬物を不正に使用すると、例えそれが1度目でも「薬物乱用」になります。古くはイギリスと中国の阿片戦争のように、薬物乱用は国を滅亡の危機に追い込むこともあります。
日本でも、戦後の退廃的な風潮の中で覚醒剤が流行り、その後ヘロインも加わり昭和50年代には薬物乱用者の検挙率は20000人にまで増加。
さらに青少年のシンナー吸引、女性の薬物乱用も増加、平成11年には覚醒剤押収量が最高量になるなど状況は深刻化しています。
薬物乱用のきっかけは、学校の友人や同僚に誘われたり、気軽に参加したパーティーで教えられたりなど身近な事が多く、それだけに誰もが陥りがちなワナとも言えます。
ちょっとした好奇心から手を出した薬物が、「気分がスカッとする」、「力が湧いてくるような感じがする」、「痩せる」等の理由で1度だけのつもりが、ずるずると回数を重ねてしまうのが薬物乱用の恐ろしいところ。
常用している薬物が切れると情緒不安定、痙攣、血圧上昇、厳格等様々な禁断症状を引き起こし、それから逃れるために薬物を求め、薬代欲しさに窃盗や強盗等の事件を起こす事も少なくありません。
家財道具を売り払ってまで薬物を求める人もいるくらいで、薬物乱用は本人も周囲も地獄に追い込む恐ろしさがあるのです。